理学療法士が学んだ!スポーツトレーナー帯同で得たスキルと成長の秘訣

スポーツチーム帯同が学習意欲を引き立てたキッカケ

理学療法士として日々の臨床業務をこなす中で、スポーツ分野に関わる機会が増え、トレーナーとしての活動に対する興味が芽生えたことはありませんか?

私自身、回復期病棟でのリハビリ勤務を6年間経験していました。回復期病棟では、主に脳卒中や骨折術後の高齢者を対象とすることが多く、そういった患者さんへのリハビリに注力していました。高齢者とのリハビリは、ゆっくりとした進行と成果を目指す日々の積み重ねが必要ですが、その一方で、新たなチャレンジへの欲求が少しずつ芽生えてきたのです。

そのきっかけとなったのが、先輩理学療法士からのスポーツチーム帯同の誘いでした。競技経験があったこともあり、スポーツ選手の身体についてはある程度理解しているつもりでしたが、トレーナーとして実際に何をすべきなのかは全くわからず、最初の頃は非常に戸惑いました。

約5年にわたりボランティアとしてスポーツチームをサポートしましたが、競技経験だけでは十分ではなく、専門的な知識やスキルが必要であることを痛感しました。特に、チームのパフォーマンス向上や選手の怪我予防において、トレーナーとしての自分がどのように貢献できるのか、その具体的な方法が見つからないことに葛藤を抱えながらの日々が続きました。

しかし、この経験が学びへの意欲を引き立てる大きな転機となりました。「もっとトレーナーとして役立ちたい」「本当にチームの力になりたい」と強く思うようになったのです。自分のスキルを磨き、トレーナーとしての役割を深く理解し、選手やチームのために最善のサポートを提供できる存在になるために、学び続けることが重要であると気づいた瞬間でした。

理学療法士としての専門知識を基に、スポーツトレーナーとしても価値を発揮するためのスキルを高めることは、決して無駄にはなりません。日々の業務において、私たちが新たなフィールドで活躍できるようになるための一歩は、自らの学びと経験の蓄積にあります。皆さんも、次のステージを目指すチャンスがあるなら、そのキッカケを逃さず、自身の成長に繋げていきましょう。

結論

スポーツトレーナーとしての役割を果たすためには、ただの競技経験だけでなく、理学療法士としての知識やスキルを活かしながら、さらに専門的な学びが必要です。挑戦の中で得られる学びこそが、次のステップへとつながる道です。

関連サイト

公益社団法人日本理学療法士協会 国民の皆さま向けトップ

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JSPO 日本スポーツ協会

わが国におけるスポーツ統括団体「JSPO(日本スポーツ協会)」の公式サイト。国民体育大会や日本スポーツマスターズの開催、スポーツ少年団の運営など。

公益財団法人日本パラスポーツ協会(JPSA)

日本パラスポーツ協会(JPSA)は、国内における三障がいすべてのスポーツ振興を統括する組織で、障がい者スポーツ大会の開催や奨励、障がい者スポーツ指導者の育成、障がい者のスポーツに関する相談や指導、普及啓発などを行っています。