アスレティックトレーナー必見!学生時代の部活指導を振り返り現代スポーツに求められること

部活動での経験を振り返り、今だからこそ求められる指導者の資質

アスレティックトレーナーとして現在活動している皆さんは、学生時代の部活動やスポーツチームでの経験をどのように振り返りますか?私自身、中学・高校時代はバレーボール部に所属し、県大会や全国大会に出場するなど、それなりの成果を上げてきました。しかし、今になって思うと、監督から技術的な指導を受けた記憶がほとんどありません。

技術指導の欠如と根性論

当時は根性論が多く、「高く跳ぶためにはこういうトレーニングをするべきだ」といった具体的なアドバイスはほとんどなく、精神的な忍耐力を強調されることが主流でした。特に、アタックやブロックでどうすればもっと高く跳べるか、という基本的な技術やメカニクスに関する説明がなく、目的を持った練習というものが存在しなかったように感じます。

身体の仕組みを理解した今、振り返る学生時代

理学療法士・アスレティックトレーナーとして身体の仕組みを深く理解している現在、当時の指導に疑問を感じることが多々あります。私たちがいま扱うリハビリテーションやトレーニングの手法には、すべて科学的な根拠(エビデンス)が求められていますが、スポーツ指導においても同様のアプローチが必要だと感じます。

スポーツ指導における多様性とエビデンスベースのトレーニング

スポーツ先進国であるアメリカでは、学生がシーズンごとに異なる競技に挑戦するのが一般的です。このように、多様性を持つスポーツ経験は、身体的な発達や精神的な成長にも有益です。さらに、トレーニング方法や指導スタイルも、科学的な裏付けが求められる時代に突入しています。部活動やチームスポーツにおいても、根性論だけではなく、エビデンスに基づいた合理的な指導が今後の標準となるべきです。

理学療法士・アスレティックトレーナーの役割拡大のチャンス

部活動の外部移行が進んでいる現状では、私たち理学療法士やアスレティックトレーナーがスポーツ指導に関わる場がますます広がることが予想されます。限られた時間の中で効率的に成果を上げるために、エビデンスベースのアプローチや個々の身体に合わせた指導が求められています。スポーツ指導においても、私たちが持つ専門知識を活かし、選手のパフォーマンス向上とケガの予防に貢献できる場面が増えていくでしょう。

まとめ

私たちが過去に経験した根性論だけでは、今のスポーツ環境では通用しません。科学的な根拠に基づいた指導や、個々の選手の成長に応じたアプローチが今後のスタンダードです。これからのスポーツ指導において、アスレティックトレーナーとしてどのように貢献できるかを考え、次世代の指導に活かしていきましょう。