受講前に知っておきたい!理学療法士向け臨床実習指導者講習会の全貌

臨床実習指導者講習会を目指す理学療法士へ:受講のポイントと体験談

理学療法士としてキャリアを積む中で、後輩の指導や教育に関わることは重要なステップです。その一環として、臨床実習指導者の資格を取得することが求められます。この記事では、実際に講習会を受講した経験をもとに、講習会の概要や受講時のポイントについて解説します。

臨床実習指導者の要件とは?

臨床実習指導者になるためには、厚生労働省が定めたいくつかの条件をクリアする必要があります。

  • 理学療法士免許取得後、5年以上の実務経験があること。
  • 厚生労働省指定の臨床実習指導者講習会、または医療研修推進財団の教員講習会を受講し、修了していること。

これらの要件を満たすことで、実習指導者として活躍できる資格が得られます。

講習会のスケジュールと内容

私が受講した臨床実習指導者講習会は、丸2日間・合計16時間にわたる非常に集中したスケジュールでした。2日間のハードなスケジュールに不安を抱いていましたが、実際にはグループワークやディスカッションの機会も多く、活発な意見交換がモチベーションを維持する助けになりました。

特に印象に残ったのは、自分が学生時代に受けた実習とはまったく異なる視点から指導法を学べた点です。現代の教育方法や指導のあり方が大きく変わっていることを実感し、非常に有意義な時間を過ごしました。

受講を検討している方へ

これから臨床実習指導者講習会の受講を考えている理学療法士の皆さんへ、いくつかアドバイスをお伝えします。

  1. 事前準備:講習会では、理学療法の知識に加えて、教育者としてのスキルも求められます。事前に教育に関する書籍や資料を読んでおくと、講習内容がより深く理解できるでしょう。
  2. 積極的な参加:講習会では、他の参加者と意見を交わす場面が多くあります。自分の経験や知識をシェアし、他者の意見も取り入れることで、より充実した学びが得られます。
  3. 時間管理:2日間という限られた時間で多くの内容を学ぶため、事前にスケジュールを確認し、体調管理も怠らないようにしましょう。しっかりと集中力を持続させることが大切です。

最後に

臨床実習指導者講習会は、単なる資格取得のためのステップではなく、教育者としての視点を養うための貴重な機会です。学生時代とは異なる新しい学びが得られるはずです。ぜひ、機会があれば受講を検討してみてください。


臨床実習指導者として後輩を育て、理学療法士としてのさらなる成長を目指しましょう!

関連サイト

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JSPO 日本スポーツ協会

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公益財団法人日本パラスポーツ協会(JPSA)

日本パラスポーツ協会(JPSA)は、国内における三障がいすべてのスポーツ振興を統括する組織で、障がい者スポーツ大会の開催や奨励、障がい者スポーツ指導者の育成、障がい者のスポーツに関する相談や指導、普及啓発などを行っています。