無事合格することができました!

公認障がい者スポーツトレーナーを目指す方へ:私の体験とアドバイス

もしあなたが公認障がい者スポーツトレーナーを目指しているなら、これからの道はやりがいがありながらも挑戦的なものになるでしょう。このブログでは、私自身の体験を通して、そのプロセスや成功のためのヒントをお伝えします。


公認障がい者スポーツトレーナー資格とは?

公認障がい者スポーツトレーナーは、障がい者アスリートをサポートするための資格であり、公益財団法人日本パラスポーツ協会が認定する重要な資格です。この資格は希少で、2021年末時点で全国で233名しか登録されていません。日本スポーツ協会公認のアスレティックトレーナーとは異なり、障がい者スポーツトレーナーには養成校がなく、毎年の養成講習会でも約30名しか受講できません。


資格取得までの道のり:申請から合格まで

私の場合、最初のステップは2022年8月に開催された第1次講習会への参加でした。この講習会の終了時に行われた筆記試験をクリアし、次のステップである2023年2月9日から12日の第2次講習会に進むことができました。

第2次講習会の最終日には、実技試験が行われました。参加者全員が、障がい者アスリートをサポートするシチュエーションをシミュレーションし、学んだ知識と技術を実践しました。試験当日は、アスレティックトレーナーの実技試験以来の緊張感で、汗が止まりませんでしたが、なんとか無事に合格することができました。


合格通知を待つ間の不安

実技試験の後は、結果が届くまでの約2週間が非常に長く感じられました。結果は2月末に郵送されるとのことでしたが、実際に合格通知が届いたのは2月28日。封筒を開けた瞬間、長年目指してきた資格を取得できたことに、とても大きな喜びを感じました。最初の申請から約1年かけての達成であり、その努力が報われた瞬間でした。


これから目指す方へのアドバイス

  1. 試験では落ち着くことが重要
    どれだけ準備をしても、試験当日は緊張がつきものです。特に実技試験ではその場の雰囲気に圧倒されがちですが、リラックスして試験に臨むための対策を事前に考えておくと良いでしょう。
  2. 不確実性に備える
    この資格に関しては、情報が非常に少ないため、受講前に何を期待すれば良いのかがわからないことが多いです。私はほとんど情報がない状態で講習会に臨みましたが、その中でも学ぶ意欲を持ち続けることが大切です。
  3. 同期とのつながりを大切に
    養成講習会で出会った同期の仲間は、とても心強い存在でした。お互いに助け合い、試験や不安な場面でも支えになってくれる仲間がいることは、合格への大きな助けになります。
  4. 実技スキルを練習する
    テーピングやアスリートサポートの技術は、実技試験でも重要なポイントです。私は職場の同僚に練習相手になってもらい、技術を磨きました。日々の練習が自信につながります。

公認障がい者スポーツトレーナー資格を取得する価値

この資格は、単なる資格以上のものです。障がい者スポーツの発展を支える役割を担うものであり、障がい者アスリートのニーズに対する深い理解が求められます。プロセスは厳しいものですが、その分得られるものも大きく、自分自身が成長できる機会でもあります。


最後に:挑戦する価値がある資格

現在、障がい者スポーツに関わっている医療従事者や、障がい者スポーツに興味がある方には、ぜひこの資格に挑戦していただきたいと思います。資格取得に向けたプロセスは難しいものの、その過程で得られる学びや成長は確実にあなたのキャリアにプラスになります。

資格を取得することで、障がい者スポーツのさらなる発展に貢献できるのはもちろん、あなた自身が新たなステージに進むきっかけとなるはずです。

関連サイト

公益社団法人日本理学療法士協会 国民の皆さま向けトップ

公益社団法人 日本理学療法士協会の公式サイトです。協会に関する様々な情報をご紹介します。

JSPO 日本スポーツ協会

わが国におけるスポーツ統括団体「JSPO(日本スポーツ協会)」の公式サイト。国民体育大会や日本スポーツマスターズの開催、スポーツ少年団の運営など。

公益財団法人日本パラスポーツ協会(JPSA)

日本パラスポーツ協会(JPSA)は、国内における三障がいすべてのスポーツ振興を統括する組織で、障がい者スポーツ大会の開催や奨励、障がい者スポーツ指導者の育成、障がい者のスポーツに関する相談や指導、普及啓発などを行っています。