理学療法士の皆さんへ：7月17日「理学療法の日」の由来と意義

こんにちは、理学療法士の皆さん！日々の業務お疲れ様です。今回は、私たちの職業にとって特別な日である7月17日「理学療法の日」について、その由来を詳しくご紹介します。

7月17日「理学療法の日」の由来

7月17日は、日本理学療法士協会（JPTA）が1966年に結成された日です。この協会は、1965年に公布された「理学療法士及び作業療法士法」に基づいて、1966年に第1回理学療法士国家試験が実施され、この試験に合格した110名の理学療法士によって結成されました。このため、7月17日は「理学療法の日」として制定され、理学療法士の重要性を広く社会に認識してもらうための記念日となっています。

日本理学療法士協会の歩みと役割

日本理学療法士協会（JPTA）は、理学療法を行う唯一の学術および職能団体として、設立以来多くの活動を通じて理学療法の発展と国民の健康に貢献しています。

1963年：国立療養所東京病院附属リハビリテーション学院が東京都清瀬市に設立され、理学療法士、作業療法士の養成が始まる。
1965年：理学療法士及び作業療法士法が公布され、理学療法士が国家資格として法制化される。
1966年：第1回国家試験が実施され、日本理学療法士協会が結成される。同年、第一回日本理学療法士学会および全国研修会も開催される。
1972年：日本理学療法士協会が厚生省により社団法人として認可される。
2012年：社団法人日本理学療法士協会が公益法人へ移行し、公益社団法人日本理学療法士協会となる。

理学療法士養成の歴史

戦後日本の理学療法士養成は、WHOなどの国際援助のもとで始まりました。当時の日本には理学療法士養成に必要な教科書や人材が不足していたため、欧米の教育資源をそのまま使用する形で養成が行われました。教員はアメリカやイギリスから招聘され、講義もすべて英語で行われ、教科書も英語で書かれたものが使用されました。日本人による教育が行われるようになったのは1970年代以降です。