Forbes掲載でも安心できない!理学療法士が避けるべきジュビリーエース詐欺

投資詐欺に気をつけよう!理学療法士が知るべきジュビリーエースの実態

理学療法士として働いている皆さんの中には、資産形成や副収入を得たいと考えている方もいるでしょう。しかし、注意が必要です。最近、特に仮想通貨やネットワークビジネス(MLM)を絡めた投資案件が増加しており、その一例として知られているのがジュビリーエースです。

ジュビリーエースとは?

ジュビリーエースは、「AQUAシステム」という自動取引アルゴリズムを用いた投資プラットフォームとして登場し、裁定取引(アービトラージ)を利用して安定した利益を生むと謳っていました。しかし、2020年11月に突如として出金が停止され、多くの投資家が損失を被る事態となりました。

Forbes掲載で信頼性を感じる?それは危険な考えです

ジュビリーエースは、2019年にForbes Indiaの「Brand Connect」セクションで取り上げられました。この記事では、創業者トニー・ジャクソンが同社のテクノロジーやビジョンを紹介し、裁定取引の優位性を強調しています。

ここで重要なのは、Forbesに掲載されたからといって、それがそのまま信用できるというわけではないことです。この「Brand Connect」セクションは企業広告であり、通常のジャーナリズム記事ではありません。つまり、これは広告として掲載されただけで、独立した編集者による検証は行われていないのです。投資の信頼性を判断する際には、こうしたメディアの使い方に注意が必要です。

ジュビリーエースの問題点

ジュビリーエースは、MLMの構造を持ち、会員紹介によって報酬を得る仕組みが含まれていました。このため、参加者が増えるほどに一見儲かっているように見えますが、最終的には新規参加者がいなくなった時点で崩壊する「ポンジスキーム」に類似しているとの指摘があります。多くの投資家がこの構造に騙され、2020年以降、出金トラブルが多発しました。

理学療法士としての投資に対する心得

忙しい理学療法士の皆さんにとって、短期間で高リターンを得るような投資話は非常に魅力的に見えるかもしれません。しかし、ジュビリーエースのような例を見てもわかる通り、高収益をうたう投資案件には大きなリスクが伴います。特に、メディアや広告に踊らされないようにし、投資案件を判断する際には、独立した第三者の評価や口コミ、金融当局の警告をしっかり確認しましょう。

まとめ

ジュビリーエースのように、一見信頼性がありそうに見える投資案件でも、深く掘り下げて調べると多くの問題が浮かび上がることがあります。Forbesに掲載されたとしても、それが信頼の証とは限らない点を強調したいと思います。短期間での利益を求めるのではなく、長期的な視野で着実な資産形成を目指しましょう。

関連サイト

公益社団法人日本理学療法士協会 国民の皆さま向けトップ

公益社団法人 日本理学療法士協会の公式サイトです。協会に関する様々な情報をご紹介します。

JSPO 日本スポーツ協会

わが国におけるスポーツ統括団体「JSPO(日本スポーツ協会)」の公式サイト。国民体育大会や日本スポーツマスターズの開催、スポーツ少年団の運営など。

公益財団法人日本パラスポーツ協会(JPSA)

日本パラスポーツ協会(JPSA)は、国内における三障がいすべてのスポーツ振興を統括する組織で、障がい者スポーツ大会の開催や奨励、障がい者スポーツ指導者の育成、障がい者のスポーツに関する相談や指導、普及啓発などを行っています。