
- 1. SNSの派手な投資詐欺から学ぶ、理学療法士が身を守るための資産形成の心得
- 1.1. なぜ理学療法士が投資詐欺に巻き込まれる可能性があるのか?
- 1.1.1. 1. 将来に対する不安と資産形成への意欲
- 1.1.2. 2. 情報収集の時間が十分に取れない
- 1.2. SNSを活用した投資詐欺の典型的な手口
- 1.3. 理学療法士が取るべき投資詐欺対策
- 1.3.1. 1. 情報収集を怠らない
- 1.3.2. 2. 甘い言葉には要注意
- 1.3.3. 3. 親しい友人や同僚に相談
- 1.3.4. 4. 少額から正規の金融商品で始める
- 1.3.5. 5. 「余剰資金」で行う
- 1.4. 安全な資産形成とキャリアアップの両立を
- 2. まとめ
SNSの派手な投資詐欺から学ぶ、理学療法士が身を守るための資産形成の心得
こんにちは、理学療法士として働きながら資産形成にも関心を持っているみなさん。近年、SNSを活用した投資詐欺が増えているのをご存じでしょうか?
最近のニュースでも、高級外車や札束の写真をインスタグラムに投稿し、「コロナ禍で業績が悪化した企業を買収してリターンを得る」などのうたい文句で多額の資金を集め、実際には詐欺行為をしていた容疑者が逮捕されました。総額1億円以上をだまし取った疑いがあるとのことです。
理学療法士という職業は、日々患者さんに寄り添い、リハビリを通じて社会復帰や健康管理をサポートする大変やりがいのある仕事です。しかし、給与水準や労働時間の関係で「将来のお金」や「副業」について考える方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「理学療法士として働いている人が、SNSを活用した投資詐欺の手口からどう身を守るか」「どのように安全な資産形成を考えるべきか」についてまとめました。
なぜ理学療法士が投資詐欺に巻き込まれる可能性があるのか?
1. 将来に対する不安と資産形成への意欲
医療現場は慢性的に人手不足になりがちで、日々忙しく働いている方が多いかと思います。給料のベースアップには限度があるため、「将来に備えて投資を始めたい」「何か副収入を得たい」と考え始める方も多いでしょう。
2. 情報収集の時間が十分に取れない
理学療法士の仕事は、患者さんのアセスメントやリハビリプログラムの考案・実施などで昼夜問わず忙しいもの。
投資や資産運用に割ける時間が限られ、ネットやSNSで簡単に見つけた投資案件に飛びついてしまうことがあります。
「短時間で大きなリターンが得られる」といううたい文句をつい信じてしまい、気づいた時には詐欺に巻き込まれていた…というケースが増えています。
SNSを活用した投資詐欺の典型的な手口
今回のニュースでは、高級外車やブランド腕時計、札束の写真をインスタグラムに投稿し、派手な生活をアピールしていたとのこと。
こうした投資詐欺には以下の特徴があります。
- 豪華な暮らしの“証拠写真”を多用
- フェラーリ、ロレックス、高級マンションなど。
- 「こんなに稼いでいるんだから自分も儲かるはず」と思わせる。
- 具体的な事業計画書がないまま、“コロナ禍で企業を買収する”などのもっともらしいストーリーを提示
- 「今だけのチャンス」「すぐに儲かる」など、焦らせるワードが出てきたら要注意。
- SNSのダイレクトメッセージで勧誘し、少額から投資を始めさせる
- はじめは少額のリターンを返すケースもあるが、実際は“ポンジ・スキーム”式で新規被害者の資金を回していることが多い。
- 資金の使途が不明確
- 「投資金はしっかり運用に回す」と言いながらも、実際には個人的な生活費や豪遊に使われている。
- 明確な運用報告書や金融当局のライセンスがない場合は特に注意。
理学療法士が取るべき投資詐欺対策
1. 情報収集を怠らない
忙しい中でも、金融庁の公式サイトや信頼できるニュース・書籍などで投資の仕組みを学ぶことが大切です。
SNSの投稿だけでなく、「投資商品名」「会社名」「運用担当者の名前」などを検索して口コミや評判を確認しましょう。
2. 甘い言葉には要注意
「必ず儲かる」「元本保証」「短期間で倍増」という宣伝文句は、まず疑ってかかるべきです。投資にはリスクがつきものであり、絶対に損をしない投資など存在しません。
3. 親しい友人や同僚に相談
医療職は横のつながりが強い傾向にあります。もし気になる投資案件を見つけたら、信頼できる先輩や同僚、家族に相談しましょう。
一人で判断するより、客観的な目線を入れることで冷静な判断ができます。
4. 少額から正規の金融商品で始める
投資に興味を持つことは決して悪いことではありません。むしろ理学療法士としての将来設計や老後資金のために資産形成を考えるのは賢明です。
ただし、最初は証券会社や銀行など信頼できる機関を通じて、少額から始めるのが鉄則。NISAやiDeCoといった優遇制度を活用するのもおすすめです。
5. 「余剰資金」で行う
理学療法士は、年収が急激に増える職種ではありません。日々の生活費や将来のために備えている資金を、リスクの高い投資にまとめて注ぎ込むのは危険です。
投資はあくまで、失っても生活に支障が出ない範囲の資金で行いましょう。
安全な資産形成とキャリアアップの両立を
理学療法士としてキャリアを積み上げながら、資産形成を同時に進めたいと考える人は少なくありません。ですが、安易な「一攫千金」の誘惑に乗ってしまうと、せっかくの努力や日々の収入が無駄になってしまうばかりか、周囲との信頼関係を失う恐れもあります。
- スキルアップや資格取得で収入を上げる
- 安定した投資信託や国債などでコツコツ運用する
- 信頼できる専門家に相談しながら、無理のない範囲で始める
こうした地道な方法の方が、結果的には確実に資産を増やす近道です。
まとめ
理学療法士として忙しく働く中でも、正しい知識と慎重な判断を持つことで、詐欺に巻き込まれるリスクを大きく下げることができます。皆さんもぜひ、このニュースをきっかけに一度ご自身の資産形成のやり方を見直してみてください。
安全な資産形成が、患者さんを支えるゆとりにもつながります。
キャリアアップと資産形成の両軸をしっかり見据えて、これからも安心して理学療法士としての仕事に励んでいきましょう。
関連サイト
JSPO 日本スポーツ協会
わが国におけるスポーツ統括団体「JSPO(日本スポーツ協会)」の公式サイト。国民体育大会や日本スポーツマスターズの開催、スポーツ少年団の運営など。
公益財団法人日本パラスポーツ協会(JPSA)
日本パラスポーツ協会(JPSA)は、国内における三障がいすべてのスポーツ振興を統括する組織で、障がい者スポーツ大会の開催や奨励、障がい者スポーツ指導者の育成、障がい者のスポーツに関する相談や指導、普及啓発などを行っています。