
- 1. 臨床実習が“就職につながる”って本当?
- 1.1. 理学療法士を目指すあなたが知っておくべき現場のリアルと準備のポイント
- 1.2. なぜ臨床実習が就職につながるのか?
- 1.2.1. 1. 施設にとって“最長の面接”になるから
- 1.2.2. 2. 学生にとっては“リアルな職場体験”になるから
- 1.3. 実習先に就職したいなら、在学中から意識すべき3つのこと
- 1.3.1. 1. “興味のある分野”を学校にしっかり伝える
- 1.3.2. 2. “実習=就職活動の一部”という意識を持つ
- 1.3.3. 3. 自分の行動が“評価対象”であることを意識する
- 1.4. 実習が“就職につながりにくい”ケースとは?
- 1.5. 実習を“就職につなげる”行動リスト
- 2. まとめ:臨床実習は“未来をつかむ舞台”になる
臨床実習が“就職につながる”って本当?
理学療法士を目指すあなたが知っておくべき現場のリアルと準備のポイント
理学療法士を目指す学生にとって、臨床実習は単なる“勉強の場”ではありません。
実は将来の就職にも大きく関わる重要なステップです。
この記事では、臨床実習が就職につながる理由や、学生のうちから意識すべきこと、そして内定をつかむための行動指針について、実際の現場感を交えながら解説していきます。
「実習を通して将来の働き方を見つけたい」「少しでも有利に就活を進めたい」と考えている理学療法士学生は、ぜひ最後までご覧ください。
なぜ臨床実習が就職につながるのか?
1. 施設にとって“最長の面接”になるから
臨床実習は、多くの場合2か月前後という長期間にわたります。
この期間中、施設側は学生の挨拶や態度、指導への反応、課題への取り組み方まで、細かく観察しています。
つまり、面接や筆記試験だけではわからない**「人柄」や「仕事への姿勢」**をじっくり見られる絶好の機会。
逆にいえば、実習期間中の行動次第で「ぜひうちで働いてほしい」と思ってもらえるチャンスにもなります。
2. 学生にとっては“リアルな職場体験”になるから
実習では、実際の患者さんと関わり、先輩スタッフの指導のもとで評価や介入を行います。
その中で、電子カルテの操作やスタッフ間の連携の仕方、病棟の雰囲気など、教科書ではわからない“現場の空気”を肌で感じられます。
だからこそ「この施設、働きやすそう」「自分に合っている」と思えたら、迷わず希望を伝えておくべきです。
実習先に就職したいなら、在学中から意識すべき3つのこと
1. “興味のある分野”を学校にしっかり伝える
「神経難病に関心がある」「スポーツ整形を学びたい」など、自分の興味・関心はできるだけ早いうちから学校に伝えておきましょう。
その際、単なる希望だけでなく、
- 学内研究やボランティア経験
- なぜその分野に興味を持ったのか
などの背景を一緒に伝えると、希望する実習先に配置されやすくなります。
2. “実習=就職活動の一部”という意識を持つ
特に就職説明会などを開催していない中小病院や施設では、「実習中の学生を採用候補として見ている」ケースが少なくありません。
そのため、最初の挨拶から身だしなみ、時間厳守、記録の書き方に至るまで、「私はこの職場の一員になるつもりで来ています」という姿勢を忘れないことが大切です。
3. 自分の行動が“評価対象”であることを意識する
- 指導を受けたら素直にメモを取り、改善する
- 報連相をこまめに行う
- できることは「もう1つ」やってみる
これらの積み重ねが、実習先のスタッフに「この学生は伸びる」「一緒に働きたい」と思わせるきっかけになります。
実習が“就職につながりにくい”ケースとは?
- 指導体制が整っておらず、患者担当の経験ができない
- 実習施設が遠方で、学生本人がその地域に就職希望がない
- そもそも学生の受け入れはしているが、採用枠がない
このような場合でも、経験値としては非常に貴重なので、「学びの場」と割り切って全力で取り組みましょう。
経験の積み方は、就職後の自分に必ず還ってきます。
実習を“就職につなげる”行動リスト
行動 | 目的 |
---|---|
実習前に施設をリサーチ | 雰囲気・対象疾患・勤務条件などを理解することでミスマッチを防ぐ |
初日から積極的に挨拶・報告 | 信頼関係構築と印象アップ |
フィードバックは記録し、即実行 | 成長意欲の高さをアピールできる |
自分から質問・提案する | 主体性を示せるポイント |
実習最終日に「働きたい意志」を言葉で伝える | 選考につながる第一歩に |
実習後にお礼メールを送る | 社会人としてのマナーを示す |
まとめ:臨床実習は“未来をつかむ舞台”になる
臨床実習は、知識を深めるだけの場ではありません。
自分の将来を形づくる貴重なチャンスであり、就職への大きな一歩にもなります。
特に、就職活動が本格化する前の段階で、
- 自分の興味を明確にし
- 実習中の行動を意識的に整え
- 積極的にコミュニケーションを取る
これらを意識して過ごすことで、「また一緒に働きたい」と思われる学生になれるでしょう。
未来の自分の職場を、自らの行動で切り拓いていきましょう。
関連サイト
JSPO 日本スポーツ協会
わが国におけるスポーツ統括団体「JSPO(日本スポーツ協会)」の公式サイト。国民体育大会や日本スポーツマスターズの開催、スポーツ少年団の運営など。
公益財団法人日本パラスポーツ協会(JPSA)
日本パラスポーツ協会(JPSA)は、国内における三障がいすべてのスポーツ振興を統括する組織で、障がい者スポーツ大会の開催や奨励、障がい者スポーツ指導者の育成、障がい者のスポーツに関する相談や指導、普及啓発などを行っています。