アスレティックトレーナー資格取得のリアル!理学療法士が語る7つの理由

アスレティックトレーナー資格取得を目指すあなたへ:私が資格を取ろうと思った理由

スポーツ好きで、日々トレーナー活動を行っている方の中には、アスレティックトレーナー資格の取得を検討している方も多いのではないでしょうか。私自身もその一人でした。しかし、その過程は決して簡単ではなく、迷いや葛藤がありました。今回は、私がアスレティックトレーナー資格を取得しようと思ったきっかけと理由についてお話しします。

資格取得のきっかけ

前回の記事でも触れましたが、もともと私はスポーツが大好きで、トレーナー活動に情熱を注いでいました。しかし、その活動には常に納得がいかない部分があり、もっと自分のスキルを高めたいという欲求がありました。その欲求がアスレティックトレーナー資格を目指す大きなきっかけとなりました。

資格取得のプロセス:現実の壁

アスレティックトレーナーの資格取得には、いくつかのルートがあります。まず、県や競技団体から推薦を受ける方法です。しかし、これはすでにトレーナーとして実績を積んでいる人が優先されるため、初心者や経験の浅い人には非常に厳しい現実が待っています。私の知り合いには、10年以上推薦を待っている人もいるほどです。

次に、専門学校や大学の「免除適応コース」に通うという方法があります。私もこの方法を選び、仕事をしながら2年間、専門学校に通うことにしました。これが、私にとって最も現実的な選択肢だったのです。

アスレティックトレーナー資格取得を目指した理由

資格取得には人それぞれさまざまな理由があると思います。これからお話しする私の理由も、人によっては共感できないかもしれませんが、広い視野で見ていただけると嬉しいです。

1. スポーツトレーナーとしてのスキルを磨きたい

まず第一に、私はスポーツトレーナーとして確かなスキルを身につけたいという強い欲求がありました。単に好きだからではなく、専門的な知識と技術を持って、より効果的に選手をサポートしたいと思っていました。

2. 理学療法士としての+αの強みが欲しかった

私は理学療法士としてのキャリアを積んでいますが、それにプラスして「アスレティックトレーナー」の肩書きを持つことができれば、他の理学療法士との差別化ができると考えました。二つの資格を持つことで、より幅広い分野で活躍できる可能性が広がると思ったのです。

3. 東京2020オリンピック前の資格取得ブーム

東京2020オリンピック前というタイミングで、アスレティックトレーナーの合格者数が増加していたことも理由の一つです。このチャンスを逃すまいと、私もその波に乗ることを決意しました。

4. 免除適応コースの利点

免除適応コースに通うことで、理論試験を何度も受けることができるというのも大きな魅力でした。時間をかけてじっくりと試験対策ができる点が、仕事をしながらでも資格取得を目指しやすい要因となりました。

5. 東京2020オリンピックに帯同したいという夢

私には、東京2020オリンピックにサポートスタッフとして参加したいという夢がありました。これは、私にとって非常にモチベーションを高める大きな目標の一つでした。

6. 資格取得後の期待

オリンピック後は、スポーツトレーナーへの注目がさらに高まり、今後の可能性も広がるだろうという期待がありました。社会的評価の向上や、新たな活躍の場が見込めるという点で、未来の自分にとってもプラスになると感じたのです。

7. ダブルライセンスの「カッコよさ」

最後に、これが最も個人的な理由ですが、「理学療法士とアスレティックトレーナーのダブルライセンスってカッコいい!」という自己満足も大きな動機でした。肩書きに憧れるのは不純だと言われるかもしれませんが、私にとっては大きなモチベーションだったのです(笑)。

結論

アスレティックトレーナー資格の取得理由は人それぞれです。私の場合、自己満足や夢が大きな原動力でしたが、それがあってこそ困難な道のりを乗り越えることができました。これから資格取得を目指す方も、自分なりの理由を見つけ、その夢に向かって一歩ずつ進んでください。

資格取得の道のりは決して簡単ではありませんが、その分、達成感と将来の可能性は大きいです。あなたの夢を実現するための一助になれば幸いです。

関連サイト

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JSPO 日本スポーツ協会

わが国におけるスポーツ統括団体「JSPO(日本スポーツ協会)」の公式サイト。国民体育大会や日本スポーツマスターズの開催、スポーツ少年団の運営など。

公益財団法人日本パラスポーツ協会(JPSA)

日本パラスポーツ協会(JPSA)は、国内における三障がいすべてのスポーツ振興を統括する組織で、障がい者スポーツ大会の開催や奨励、障がい者スポーツ指導者の育成、障がい者のスポーツに関する相談や指導、普及啓発などを行っています。